先週の猛爆記者

松永篤

今週も「ここだけの話」でがっぽりいただく！

　美浦想定班に配属されて約５カ月。時間の経過とともに少しずつだが調教師や助手、厩務員などに自分の顔と名前を覚えてくれるようになり、わずかながら日々前進しているような気がしている。

　先日、うれしいことに『美浦トレセン・サッカーチーム』からメンバー招集の声がかかった。そこで新たな出会いと多くの交流が持てきたのは、自分にとって大きな財産となった。先輩競馬記者を見て思うのは、聞き手と話し手の親密さはとても重要だということ。その距離が近ければ近いほどディープな話が聞けるのだ。

　最近、仕事面で重要にしているのは、調教師や助手だけでなく、厩舎まで足を運んで厩務員に話を聞くこと。常日ごろ馬を世話している厩務員からは、馬の状態や性格など「ここだけ話」が確実に聞けるのだ。特に夏場のこの時季は体調がポイントで、夏バテする馬や急に調子を上げてくる馬など、体調に関しては身近にいる厩務員一番細かく把握しているのだ。もちろん、先週もそこから聞いた話で高配当をゲットした。

　今週の狙いは、土曜・福島９Ｒに出走するオリエンタルカーン。馬柱を持って池上厩舎に行くと、戸村助手は出走メンバーを見渡しながら「うん、なるほど。勝たせますよ」と超強気の一言。これはいけると確信した。３連単の１着固定でガツンと勝負したい。

（美浦想定班・松永　篤）

2008年07月11日