先週の猛爆記者

竹村浩行

この馬…器が違いますよ

　先週の土曜・京都５Ｒの馬単８万2230円を◎→×でゲット。本命にしたジャングルストーンは頭の高い走法で気難しさもあった。しかし、本気で走ればしぶとい馬だと以前から目を付けていたのだ。放牧から帰厩してからは“しゃんぽん”（頭を下げるのに有効な馬具）という調教馬具を装着。見た目に劇的に変わった印象はなかったが、以前より集中力は出てきたように感じた。

　復帰初戦の印は▲。結果10着に敗れたものの、発馬でアオって終始、首を上下に振っており、全く力を出していない。このレースは完全に度外視できた。そして叩き２戦目の前走で激変。和田Ｊが気合を付けて前へ。すんなり行ければ勝負になると踏んでいたこちらの思惑通りの快勝だった。休養前には強敵相手に善戦していた実績馬。まだまだ荒削りな若駒だが、これからどう成長していくのか楽しみだ。

　今週は日曜・京都５Ｒテーオージュピターで勝負。この馬もデビュー前から目を付けていたが、今週の動きがとにかく圧巻。ケイコの動きから、未勝利では器が違いすぎる。デビュー戦はつまずく不利があっての６着で、力を出し切っての敗戦ではない。直線で楽々と抜け出してくる姿が目に浮かぶ。

（栗東時計班・竹村浩行）

2009年05月15日