先週の猛爆記者

昇級戦に思わぬ馬券妙味あり

　爆裂記者は久しく登場していなかったが、福島の最終週で久々のクリーンヒット。個人的に熱かったのは福島記念の◎アドマイヤタイシだ。８番人気の伏兵ながらダコールとの競り合いを制してきっちりと連対。１番人気のダイワファルコンとの馬連でも３９２０円。３連単では▲◎☆で４万４３３０円の配当をつけた。アドマイヤタイシは条件クラスから注目していて、近いうちに頭角を現してくるだろうと思っていた一頭。重賞挑戦は３歳時の京都新聞杯以来ではあったが、格負けしないと踏んだとおりで、いい馬券にありつけた。

　評価が二分する昇級戦は思わぬ配当を生むことがあるが、今週も格上げ戦となる土曜・京都12Ｒのキクノフレヴァンをピックアップする。前走で惜敗続きにピリオドを打った同馬。北出師は「前回は坂路２本の調整を１本に変更。ソフトなケイコでプラス１０キロだったが太め感はなかった。今までにない切れ味だったし、それが良かったのだろう」と好走要因を分析。さらに「冬毛が抜けて馬体はピカピカだよ」と状態面にも太鼓判を押してくれた。馬連、馬単で勝負したい。

（栗東厩舎班・松永　篤）

2012年11月23日