先週の猛爆記者

厳選２頭、買うなら今回でしょう！

　当コラムは今週からネットだけでなく、馬サブロー紙面にも取り上げられることに。注目度が上がるだけに、より気合を入れて推奨馬を厳選した。

　まず土曜日は中山10Ｒのフェデラルホールに注目。前走は間隔があいていたせいか、勝負どころから反応がひと息で、直線でも伸び切れず５着。それだけに「再び久々となる今回も…」という不安がよぎるが、この中間はかなり中身の濃い併せ馬を消化している。１週前には南Ｗでビッシリ追って、５Ｆ65秒０の好時計をマーク。素早い反応と馬体の張りの良さから、仕上がりは前回よりも数段上と判断できる。３連勝で菊花賞に挑んだ際には、大きな期待を集めた逸材。条件クラスでこれ以上の足踏みは許されない。

　そして日曜日は中山９Ｒのムードティアラが面白い。ダート色の強い血統背景で、実際砂できっちり結果を残してきただけに、芝変わりは割引と受け取られがちだが、決してそんなことはない。芝を走っていたデビュー当時は、まだ力を付き切っておらず、馬体にも幾らか余裕があった。適性うんぬんを判断するのは早計だろう。レースを重ねるごとに進化を遂げ、今週のケイコでは持ったままの手応えで、切れのある動きを披露。状態はさらに上向いており、オッズ的にも買うなら「今回でしょう！」

（美浦調教班・森元要輔）

2013年04月05日