先週の猛爆記者

ラストはきっちり当てて締めます！

　春の新潟開催も最終週。今開催は苦戦を強いられたが、最後くらいはきっちり当てたいもの。今週は土、日ともに軸馬として堅いと思う馬を取り上げた。

　土曜日は、新潟９Ｒのフィールドリアンで大丈夫。２歳秋の未勝利戦Ｖ（芝千八）後は精彩を欠くレースが続いたが、昨夏からダートでしまいを生かす競馬に方向を転換。その後は着実に末脚を繰り出せるようになり、レースぶりが安定してきた。年を越してからさらに力をつけ、前走の新潟戦では後方追走から追い込み、鼻差２着。これで５００万下卒業にメドを立てた。「もともとケイコの時計は地味。動き自体は良く、同舞台で１キロ減騎手の恩恵もある今回はチャンス」と西園助手も力が入っている様子だ。２週後にクラス再編成を控えており、ここは勝ち得の一戦。目イチ勝負だ。

　日曜日は、大型馬の叩き３戦目で走り頃とみている新潟２Ｒマリエラがお奨め。休み明けで２０キロ増だった２走前に３着と頑張ったが、ひと叩きした前走も絞れることなく同体重での出走（４着）だった。もうひと絞り欲しい印象に映ったが、その点について鮫島師は「カイ食いが良くてね。でも肋（骨）はうっすらと見えており、決して太くはない」と不安を一掃する。今週の追い切りは栗東坂路を馬なりで４Ｆ５５秒２―１２秒６と軽快な動きを披露し、出来はさらに上向いている印象。輸送に強いタイプで初の新潟参戦も全く心配はなく、待望のＶチャンスだ。

（栗東厩舎班・塩手智彦）

2016年05月20日