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鶴谷義雄

ゴスホークケンの活躍の陰に腕利き厩務員あり!

 時のたつのは早いもの。今年の1月28日、都内のホテルでJRA賞の授賞式があった。売り上げ減とともに「式、パーティーも質素になったなあ」と思いながらも、1票投じた身だけに顔を出してみた。若いころ、一緒に頑張ったJRAのOBたちの顔を見るのも出席する楽しみのひとつ。近況を聞きつつも、昔を懐かしみながらおいしいお酒を飲んだ。

 最優秀古馬牝馬に輝いたコイウタの奥平真師、前川清オーナーとの話が盛り上がった後、ふと隣のテーブルを見ると見覚えのある顔があった。伊藤正厩舎の入田勝治厩務員だった。一瞬、受賞していない厩舎なので不思議に思ったが、斎藤誠厩舎に移籍していたのを思い出した。なるほど、最優秀2歳牡馬のゴスホークケンを担当していたのだ。

 伊藤正厩舎にいたときは、ディヴァインライト(高松宮記念2着)、ウイナーズゴールド(クイーンS1着)を担当。毎年、暮れの忘年会で最も活躍した厩務員を表彰しているが、15年で3回も受賞した腕利きである。「機械的ではなく、自分で納得のいく仕上げをしたかったんだ。のんびりとね」。それで富田厩舎へ転厩したが、2年で解散。その後、斎藤誠厩舎へ移ったという。

 馬の母親は厩務員だと言われているが、入田厩務員はよほど育て方がうまいのだろう。「ゴスホークケンはエンジンが違う。注目されているだけに、それに恥じないように頑張ります」と気合が入っていた。復帰戦は4月12日のニュージーランドT、そして春の最大目標はNHKマイルCを予定。人馬ともにじっくり注目したい。

(美浦時計班・鶴谷義雄)

2008年03月23日

著者紹介

鶴谷義雄

鶴谷義雄

山口県出身、07年夏の福島開催で還暦を迎えた。郷土の先輩に作詞家の星野哲郎氏がいて、学園闘争中、学校封鎖のため弟子志望で訪問したことがあるのは今となってはいい思い出。「旬に生きる」が信条、老いてさらに勝負勘を磨く。